「ゼロの白鷹」 [漫画]
作者: 本宮 ひろ志
出版社/メーカー: 集英社(ジャンプスーパーコミックス)
海軍特別攻撃隊として出撃する、5人の物語。
30年くらい前の古いコミックです。全4巻。
もう販売されてないのかな‥?
編成された1つの特攻隊の5人。
新婚の予備少尉の隊長、歴戦の搭乗員、少年の隊員、
未練の残る隊員、弟妹を撃たれ復讐を誓った隊員の、
出撃するまでのそれぞれのエピソード(最後も)が描かれています。
なので5人のからみは少ないです。
ですが、偏りがあって、エピソードが長い人と短い人があります(^^;)。
(↑これは作者も残念だったようです。)
歴戦パイロット・中山義竜二飛曹の回が、予科練、真珠湾攻撃やミッドウェー海戦、
戦友愛の場面もあり、一番充実していました。一番長いし(笑)。
彼らが散華した後を暮らす家族等の場面(短いです)が、胸を打ちました。
「あの彼らはもうどこにもいない‥」、という強烈な寂しさが込上げてきます。
小学生くらいの時に、家にあったこの漫画を初めて読んだのですが、
彼らは飛行中も普通に会話してるんです。
そういうものなのか、と疑問に思っていなかったのですが、
ある時兄から「これは漫画だからな」と念を押されたのが思い出されます(笑)。
でも"漫画ならでは"で、よかったです。感動しました。
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